町中を巡るポスティングも、先週末で2200軒を超えました。
傾斜地率日本一と言われる坂と階段だらけの真鶴町で、毎日15kmほどは徒歩、5kmほどが自転車を漕いでいるという計算になるようです。
これほど長い距離を連日山登り(笑)しているのは人生で初めてです。
写真では伝わりずらいですが、一歩前へ進むのもやっとの斜度の道が町内には沢山あります。
自転車での乗り入れは不可の為、歩いて皆さんのご自宅へ伺うことになります。
その先の先に、老齢の方がお一人で住まれていたりします。
ポスティング中、「こんな端まで来てくれた人は初めてよ」と何度も言っていただきました。
私はその言葉を聞くために町をくまなく回っているんじゃないかと思うほどに、嬉しいお言葉です。
今後も町巡りを続けて行く糧になります。
しかし、40代の私でも5mで息が上がるほどの坂です。
比較的なだらかな斜面にあるお宅ですら、階段無しに玄関には辿り着けないことがほとんどという町。です。
とても珍しく特徴的で素敵な地形だなぁと思うのと同時に、真に'町民の足'となる町営バス、もしくは、それに変わる移動手段の必要性を強く感じます。
有名なドラマの一節をお借りすると、
「事件は会議室で起きているんじゃない。現場で起きているんだ!」
まさにそのままの感覚です。
何事も '自分の目で見て体験する事こと' が物事を理解する近道なのではないかと感じます。
真鶴町は小さな町とはいえ、全軒ポスティングはまだまだ遠く、今週も引き続き町歩きウィークとすることにしました。
道でお会いする知人や友人、この町歩きを通して知人となってくださった方に「大丈夫?疲れてない?」とお声がけ頂く事も多くなりました。
不思議な事に、心は全然疲れていません。
(身体は年齢相応の悲鳴をあげています…笑)
多分それは、皆様からお聞きするお話が面白すぎるから。
私という人間は興味がとても偏っていて、昔からバラエティーやお笑いなどを観る習慣がなく「プロジェクトX」のような実録/ドキュメンタリーが好きです。
「面白いこと」=「興味深いこと」なので、 それぞれの方の経験・想い・認識を聞くことが本当に楽しく、皆様のお声を聞く度に疲れが飛んで行きます。
流石にこれだけ町を回っていくと、'門前払いは一切なし!'とは言えない状況ではありますが、私なら使わない言葉や態度に出会うと、 「初めて会った人(私)になぜあのような言葉(態度)になったのだろう?何がそうさせたのだろう?」 と、背景を考える事すら、私にとっては楽しい学びとなっています。
そしてやはり、圧倒的に嬉しい事の方が多いです。
先週お知り合いになったばかりの方が、自転車でのすれ違いざまに大きな声で「応援してるよ!!」と叫んでくれて、いつまでも手を振ってくれたりする。
今からちょうどお客さんのところに出るから紹介するよ!と、一緒に連れて行って来れたりする。
「売り物にならないから持っていって」と、農家さんが立派なブロッコリーを新聞に包んでくれたりする。
皆さんからいただく思いは、パワーチャージには余りあります。
本当に本当にありがたいです。
身体は出産直後と同等!?と思うほどの悲鳴を上げていますが、健康的なダイエットになっています!
まだまだ楽しんで町を回らせていただきます!
0コメント