真鶴に来てから、ずっと楽しみにしている'貴船まつり'。
最初の年は地元の方々の活気の輪に入っていく勇気がなく、高台で遠くから祭の明かりを見る程度。
(なかなか信じてもらえませんが、本当に小心者なんです。苦笑)
翌年以降はコロナ禍や自身の出産育児と重なり、これまたなかなか参加が難しく、
昨年(R6/2024)と一昨年(R5/2023)、炎天下なので、乳幼児を連れて歩ける範囲内ではあるものの、やっと!'貴船まつり'を体験することが出来ました。
(令和5年度の貴船まつりで撮っていただいた写真)
今年こそ!準備から参加したい!と昨年から思っていたので、「まずはきちんと勉強して作法を学ばなければ」という意味で、この事前説明会はとても楽しみにしていました。
貴船まつりは'日本三大船祭'とされているものの、「近年はなかなかフルスペックと呼べるようなお祭りの開催は出来ていない」と伺っていましたが、町の方に聞くとそこには表面上のわかりやすい人員不足という問題以外にも、見え隠れする様々な複合的要因があるそう。
説明会と併せて個々人のお考えを拝聴することができ、とても勉強になりました。
町中=かなりの広範囲で開かれるお祭り。 【開催目的と全体像を感じることが難しい】という声を筆頭に、改善点や課題だと感じられる事は散見されるものの…
真鶴に移住したり来訪していただいたり、と、お祭りに関われる人がどんどん増えている事、
練習を重ねた子供達の元気な太鼓や高いレベルのお囃子、
神輿を担いで町中を練り歩く勇ましい男衆の法被姿、
町を清めて踊り続ける鹿島連の姿、
そして '闇の中で提灯の灯りに照らされて洋上に浮かぶ煌びやかな小早船の光景' は、 私だけでなく真鶴で生まれ育っている我が子にとっても原風景となるような本当に素晴らしいものです。
この祭を後世に残そうと尽力されている方々の弛まぬ努力が実を結び続けるよう、女性の私にもできることを最大限できるだけ!やらせていただけたら嬉しいなぁ、と感じています。
(昨年我が子が撮ってくれたお祭りの帰り道)
説明会の後は、ずっと話してみたかった町の男性と我が子を交えてゆっくりお話することが出来ました。
真鶴で生まれ育ち、真鶴で家庭を持ち、小さな子供を育てながら真鶴で仕事をする。
そんな根っからの真鶴っ子(同世代)の方の思う真鶴の魅力や課題は、春のしだれ桜の宴の際に真鶴の中学生達から聞いた話と重なりました。
「みんなが大好きな真鶴」「これからも残ってほしい真鶴」
貴船まつりだけでなく、真鶴町全体を見ても、問題や課題は山積していますが、大切なのはこちら側の'ハッピーをいかに守るか'ということなのだと、とてもフラットな状態で一町民としての時間を過ごす時にはいつも感じます。
問題を指摘すること自体は、それほど難しくありません。
でも、「じゃあどうしたら、みんなが幸せな結果になるの?」それを考え続け、動き続けることでしか、真鶴の明るい未来はないのだと思います。
私にできることはまだまだ沢山ある。
一人では難しいことも、一緒に考えて動いてくださる方がきっと、もっと、居る。
そう信じて、これからも声を上げ続けたいと思います。
(既に町の様々な課題に対してアプローチしてくださっている町民の方々、行政・民間の皆さまには本当に感謝しています!)
こちらはオマケの写真です。
前日の20日(金)、前週に退職した職場の懇親会に呼んでいただきお邪魔したら、送別会でした。。
退職時にしっかり送り出していただいていたので、まさか私の送別会までしてくださるとは夢にも思わず(もう一人お花を持っている海外へお引越しの同僚を見送るつもりで参加しました)、私にお花が差し出されていることにしばらく気が付きませんでした。(汗)
働く母の味方になってくれる本当に素敵な職場であり、温かい同僚の皆さんでした。
比較的近場の職場だったものの同部署内に真鶴町の方はいないので、その皆さんまで「堀は元気だってよ!」という風の噂が届くほど、今後も笑顔で活動して行きたいと思います。
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