遡ること10日ほど前、政治塾のため東京へ向かいました。
体調に不安があり、直前まで参加を迷っていて、新幹線を予約したのは日の深夜。
それでも「今回ばかりは行かなければならない」と思いました。
開塾前には知り得なかった多くの知見や多角的な考え方をくださり、「志は?」を常に問うてくださる主催者・同期生・講師の皆さまへ、感謝を伝えずにこの夏を終えることはできなかったのです。
いつもより余裕を持ち、体の声を聞きながら霞が関へ向かいました。
(今年はよーく焼けました!何だかいつの間にか看板とはかなり違う印象に…苦笑。でも、シミもシワも自分の歴史として好きでいられたらなぁと感じています♪)
今回の講義も本当に学びが多く、現役代議士、国際ジャーナリスト、元副総裁の方々の話をじっくり伺いました。
本来ならばご紹介したい内容ばかりですが、残念ながら内容は非公開のため、こちらのブログでは同期や主催の方々とのやり取りで印象に残ったことを3つ挙げたいと思います。
1点目は、都内在住の同期の方々が、今月末に真鶴町を訪れてくださると言ったことへの驚きです。
政治の最前線で多忙を極める方々が「行きますよ!いつがいいですか?」と間髪入れずに返してくださった姿に、 この方たちは「街の大小」や「自分の利益」とは無縁に動いているんだ、と、実感しました。
「国を変えよう」とする志の前では、地方の小さな町に住む一お母さんを訪ねることも自然な行動になるんでしょうね。
その即決力に正直ビックリし、同時に心を打たれました。
約半年前に「本当に私が声を上げていいのかな…?」と迷いながらも始めた活動でしたが、ご協力くださる方、賛同してくださる方が町内外にどんどん増えていきました。
「どんなに無謀なチャレンジで、時に知識や言葉が足りなくても、本気で情熱を持って動けば理解してくださる人がいるのだ」と、今も皆さんから沢山の勇気をいただいています。
2点目に、同じく同期でもある現役区議さんが私に伝えてくれた言葉に強い衝撃を受けたというお話です。
私にとってその方は、聡明で強く、理論で武装した「政治家然とした政治家」に見えていましたので、話しかけにいった時にも、それはもうドキドキでした。
(でも話してみたいから近くに行ってしまう、というのが私です。笑)
日中はみっちりっと講義で埋まっており、なかなか皆さんお一人お一人とお話する時間はありませんので、 講義後の後の懇親の場での出来事でした。
でも…お話しているうちに、信じられないことに、ご自身の抱えている悩みを吐露してくれました。 「杏奈さんのように '体調を崩してて' とか '本当は不安' とか、言っていいんだって今日思ったよ。そうだ、私ももう一度頑張ってみよう!って思った!勇気をもらった!」と、言ってくださったのです。
その後の個人スピーチの場でも「政治家は弱みを見せてはいけないと思ってきました、でも本当に素直な気持ちで話したいと思いました」「堀さんの '当たり前のことを、当たり前にやります' という言葉にハッとしました」「元々こうしたい!と思い議員になったことにゼロからスタートの気持ちでまた取り組もうと思いました」と、仰っていました。
帰宅後のメッセージでも、「あんな事やこんな事があって(現場で聞いていたのものの数百倍、えー!!!なお話ばかり)もはやこれまで!となってたのが実は昨日、でも、行かなかったら余計辛くなると思って行ったの。今日行って大正解だった」とご連絡をくださり…
「え…何それ、綺麗で、聡明で、かっこよくて、若輩者にもちゃんと弱さを見せられて、意見を求められて…そんな人、もう無敵!!」と感じたので……そのまま返信しました。笑笑
「どれだけ話しても、わかり合えない人は居る」 と、度々耳にします。
これは確かに、その通りなのだと思います。
でも、「話せば話すほど、わかり合える人がいる」。
私はこちらを信じる者として、動き続けるのみです。
最後の3点目は、過去に何度も何度も激戦区での議員選を戦い、ご自身の事業と国政の舵取りを主催チームのお一人としてやられている方(60代後半のすごい迫力の方です!)のお言葉です。
普段は本当に気さくに話しかけてくださるその方が、その日はああまり饒舌でない。。
目的であった '感謝を伝え' に、先ほどの懇親の場で皆様の元を回っていた最後が、その方へのご挨拶でした。
「もう帰るのか。」と言われ、
「はい、まだやることがあるので帰ります!」とお伝えしたら…(実際には体の声を聞いてのことでしたが)
「そうだよなぁ、なんでこんなとこに居るんだよ!なんで今日来てるんだよ!って朝から思ってたよ!今やるべきことは、一個でも多く町の声を聞くことだろうが!〇〇さん(仲良しの超重鎮の代議士の方のお名前です)なら怒ってるよ!!」と。
そこで私も気づきます。
「ああ、今日一日怒っていたんだ、だからあんなにお声がけが少なかったんだ」と。
その日を通して「頑張ってね」と様々な方から言っていただいていた私への、その日唯一の愛のある’喝’でした。
本当にありがたかったです。
でも、「そうですね…」と言うしおらしさは残念ながら持ち合わせていない私です。
「〇〇さんの仰りたいこともよくわかります。ただ、こちらに通わせていただく事がなければ、私はここまで多角的な政治的知見と、多く先輩方とのご縁をいただくことは決してありませんでした。
今の感謝を伝えずに、このまま夏を終えるということは私にはできません。だから皆さんに感謝を伝えるために今日は来ました。」
お返事は「そうか。」という一言でしたが、一瞬ふっと笑ったように見えました。
そして真顔に戻り、「頑張れよ」と。
「本当にありがとうございました!」とお伝えし、(求められてもいないのに、笑)固く握手をして、会場を後にしました。
帰路では、もう私の耳はほとんど聞こえなくなっていました。
懇親会の時間になった時には感じ始めていましたが、この事象は最近の「ギリギリです!」という体の声です。
(それからだいぶ時間が経ち、おかげさまで最近は丸一日そのような状態にはなりません!)
そんな状態ではあったものの、それでも、やっぱり来て良かった!皆さんに会えて良かった!という気持ちでいっぱいでした。
最初はドキドキで伺っていた政治塾も、いつの間にか私にとっての’パワースポット’になっていたことに気がつきました。
いつか私も、皆さんにパワーを返せようなるような、私が足を運ぶことで大きく力になれるような人間になりたい!と思います。
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