当選証書付与式の際、神奈川新聞(カナロコ)さんにインタビューしていただき、私の進めて行きたいお話=(俗にいう)'政策' にも記事内で触れていただきました。
沢山の当選者がいる中、そして箱根町との同時選挙の記事の中で、私の発言を取り上げて頂いたことに心から感謝しています。
ただ、私がこれまで '政策' という言葉を極力使わずにきたのには理由があります。
'政策' は、決して議員ひとりで決められるものではありません。
本来は社会全体の方向性を示すものであり、議会の中で多様な意見をぶつけ合いながら、民主主義の多数決によって決定されていくものだからです。
「一議員(や候補者)が政策を語るなんて烏滸がましい」この感覚が今もあります。
(実際に議員1人という単位で出来ることは皆さんの考えている範囲よりずっと狭いです。)
だからこそ私は '私の政策' というよりも 'みんなで作り上げる方向性としていかがですか?' と訴えてきたつもりです。
そしてマニュフェスト(選挙公約)としての具体案もほとんど掲げずに選挙を闘った、珍しい新人議員だと思います。
それにも理由があります。
まず町議会に注目してもらうこと、私が町議会議員の仕事の中で大切だと思っていることは何か知ってもらうこと、議会の動きに注目して見て行って欲しい人だということを伝えたかった、
そして新人=これまでの実績はありませんから、議員というお仕事をいただく前に「人として」大切にしている事を話そう!と決めていたからです。
政策やマニュフェストと違い、「自分がやりたい事」であれば、自分個人の範疇ですから、いくらでも努力で補えます。
私の感じてきた課題とその解決方法をどう共有し、議会の中での賛同を得ていくのか。
これが、これからの頑張りどころなのだと感じています。
出典: 神奈川新聞(カナロコ) ←リンクは下記よりどうぞ!
神奈川新聞さんもそうですが、今のところお声がけいただいたどのメディアさんの取材に対しても「NGなし」「オフレコなし」とお伝えしています。
きっとどこかで人間性はでます。どこを隠しても、取り繕っても、絶対に出る。
そう感じているので、記事として私の発言をどう切り取るか、それは記者さんと私との「人と人とのお話」になるのではないかと感じたりします。
私は'聖人君主'ではありませんから(そもそも君主でもないですし。苦笑)、人間味も含めて書いていただけたら嬉しいなぁなんて思っています。
そして時には勿論、「社の方針」として記者さんが望まない記事を書く場面もあるのだろうと思います。
文字数の縛りなんかも、このブログのように思いついたことをつらつらと書く媒体とは仕様も責任も全く異なると感じています。
(他地域に何名かジャーナリストの友人がいますが、そんな話をこれまでにも聞いてきました)
そのあたりは俯瞰して「なぜそうなったのか?」という視点で見る事ができる自分が居たらいいなぁと思ったりします。
私自身は、どこまでも誠実に嘘なく言葉を紡ぐだけです。
「町議会議員という仕事を負託していただけた」その事実に感謝して、4年間全身全霊いただいた職務を全うするだけ!と感じています。
そういえば、選挙中に思いついて「よかったら事務所前で個別の案件についての公開討論会をしませんか?」と何人かの候補さんにお話ししてみました。
思った通り、なかなか良いお返事はいただけませんでしたが、'意見と行動の違いを比べる事ができる'というのは本当に大切なことなのではないかと思いました。
いつか実現するといいなぁ。
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