12月4日に12月定例会が閉会し、各種委員会もすでに'次'へ向けて動き出しました。
本会議では延会により最終日へ移動した議案も含め、すべての議案の採決が行われ、閉会しました。 10人の議員は町民の代表として可否を決めます。 責任は非常に重いものです。
当然ながら、しっかり理解したうえでの最終的な意見表明でなければなりません。
「どれだけ勉強しても足りない」、これが、私にとって初めての定例会を終えての率直な感想です。
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「魚座の指定管理に関する議案」 「こども誰でも通園制度に関する議案」については、本会議が最終日に入る前に勉強させていただいた事も踏まえて、理解を深めた状態で臨めたと感じています。
一方で、それ以外の質疑では 「議案の可否に関わるほどの内容なのか」 「それでも記録として残すべきなのか」 という判断がまだ曖昧であったと感じました。
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本会議内では、私は【一般会計補正予算】の中から2点を質問しました。
1. 火葬場費の減額(△275万円)
業務委託料の減額です。一方で、熱海市からの受け入れ増により燃料費は226万円の増額。
それなのに委託料はなぜ大きく減るのか、疑問に思い確認しました。
ご答弁では、令和7年6月以降に現在の単価へ変更され、来年4月からの1年間も同じ運営単価が適用されるためとのことでした。
2. コミュニティバス購入の減額(△400万円)
車両購入が見送られたことによる減額です。
「当初予算に計上されていたものが、わざわざ補正で削られる」 これが小さな自治体で起こると、どんな変更なのか気になります。
公共交通は今回の一般質問でも取り上げ、町民の方からも多くのご意見をいただく分野ですので、もしパターンダイヤ化の遅れと関係しているとすれば問題です。
そこで「今後(近々)の実証実験の予定を踏まえても、購入を見送る判断なのか」を確認しました。
ご答弁では、現行〜実証実験の段階では新たな車両は不要だが、拡充を目指す以上、本格運行では増便も視野にあるとのこと。
検証時期の後送りではないと分かり、安心しました。
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実は、ほかにも確認したい点がありました。(しかし本音を言えば、体力・気力の疲労が先行していまい)ここまでとしました。 結果として、自分の中に疑問が残ったままになり、議案に対する判断材料の不足とまでは言えないものの、あの場に居ることを許された人間の質問力としてはかなり未熟だと感じました。
そのため翌日(12月5日)は午前中の空き時間を使って役場を訪れ、複数の担当課を回って疑問を一つひとつ確認しました。
疑問を放置してしまえば、町の方から尋ねられたときに説明責任を果たせないと考えたからです。
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介護費用の大幅増額の背景、LED照明とシャワーヘッド交換の補助は’一軒単位’であること、公共交通の利便性改善へのより詳しい取り組み内容など… お仕事の手を止めていただいたことには申し訳なさもありましたが、それぞれの担当課長を含む多くの職員の皆さんのお話から深く理解できた内容も多く、非常に意義のある時間となりました。
私には、変えられないものを変える力はありません。
でも、変えられる可能性が一番高い'自分自身'への反省点を次に持ち越さないための時間を持てたことは、大変ありがたいことでした。
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初めての定例会を通しての気付きは、他にも沢山ありました。
やはり、一般質問ではもっと明確な答弁を引き出したかったですし、議案審議でも事前の調査や問い合わせをより丁寧に行い、「記録として残すべき質疑」を精査できたはずだと思います。
そんな中でも、今回特に大きな気づきとして感じたことがあります。
「真鶴町の議会議員には、しっかり議政権(議員の発言権)がある」 ということです。
町議会議員になる前、議会に対する素朴な疑問を現町長にお尋ねしていた時に、
町長は私に「真鶴の議会はいい議会ですよ。とても闊達な意見交換がなされているから」と仰いました。
実際に本会議・委員会を通して、その言葉の意味を噛み締めることになりました。
私は全国の基礎自治体の議会や、都議・国会議員の委員会や個人の配信などを「勉強のため!」と思い出来るだけ拝見するようにしていますが、
「言いたいことが言えない」 「発言の機会が与えられない」
という状況が、さまざまな議会で起きているように感じています。
しかし、真鶴町の議会では、新人にもきちんと発言の機会が与えられます。
先輩議員の皆さんはそれぞれ思うところがあるはずですが、よく聞く「もっと勉強しなさい」という’閉じ言葉’で表立って発言が制限されることはありません。
アドバイスとして助言をくださる姿勢に、深く感謝しています。
外から想像していた'町議会'と、中に入って経験する実際の議会。違いを感じることも多々ある、ということです。
しかし同時に、「ここはもっと良くできるはずだ」と思う部分もやはりあります。
どこまで町民の皆さんの気持ちを中心に置いて動き続けられるのか。
そして曇りなき眼(まなこ)で物事を見続けられるのか。
私の、私自身との戦いが始まっているのだな、と、感じる毎日です。
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(同日)金曜の午後は長野県から実母を迎え、主人と息子と家族の時間。
昨日土曜開催の「お遊戯会」の為の合流です。
我が子はどうやら、ダンスと歌が好きなようで、発表も楽しめたようで良かったです。
同級生もみんな1年前より大成長していて、(来年の)あと1回で終わりなのかと思うと感慨深いものがあります。
大人である私達にも、我が子と同じだけの価値のある1年間のはずです。
身体が成長曲線の右肩上がりに乗る事はもう2度とありませんが、意欲と探究心は常に持ち続けて居たいものです!
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