私は、私でしか居られない。

 政治活動を始めてみて最も右往左往したのは、自分というキャラクターと向き合うことでした。


「正しい日本語を使わなければならない」

「失礼がないようにしなければならない」


 新しく出会う方や初めてじっくりお話させていただく方との時間の連続の中で、礼儀を重んじることが大切だと感じる感覚自体が間違っているとは思わないのですが、この極め付けが、 

「政治をしている人として見えなければならない」という固定概念。


 もちろんそれも大切な時はあるのでしょうが、誰に頼まれたわけでもないのに 'こうでなければ' と感じ、どこをどう切り取っても普通のお母さんのはずの私が、どこかに置いてけぼりになっているような気がしました。


 先日の政治塾の場で、突然「ああ、そうか」と気づいた私。 

(週頭のブログに記載しています)


 '私は、私でしか居られないんだな' 


その後は、その政治塾の場でも、お気に入りのカフェの中でも、役場でのお話し合いの中でも、知人の工房にお邪魔しても、全力で'自分'で居るような気がします。

 あぁ、楽になった!苦笑


 やはり、私を苦しめていたのは、誰かの目線や風評ではなくて、私自身でした。 

(結局、いつだって自分を振り返ることでしか前へは進めないという教訓です)



 昨日、我が町の首長、小林のぶゆき町長がご自身の活動を該当の日付と共に投稿する「町長日記」の’終了のお知らせ’を発表しました。


就任直後から、首長が何を考えて、何をしてきたのか、555日分を追うことが出来たのは大変ありがたかったのと同時に、小林町長がその投稿で触れていた '振り返りより前進を' と、'言葉を選ぶことでかなりの時間を取られる' という内容にはとても同意できました。


 実は、私がこのブログを開設しようと思ったのは、小林町長と、とあるお知り合いの議員さんが毎日のように活動日記を綴っていたからです。


 首長さんや議員さんが日々何を考えているのか、どう動いているのか、それが手に取るようにわかることは、とても大切だと思いました。

 私は議員さんではありませんが、政治を志す者として、活動内容が町民の方に伝わっているということは最低限のマナーではないかと感じています。


 しかし、(毎日感じることは山ほどあるものの、) 言葉選びも伝え方も、具体的な事例をどこまで出しても良いかを考えるのも、非常に骨が折れます。

私の場合は一投稿に少なくとも2時間から3時間、時間を費やします。 

(’学がないから’ が最も大きな要因かも…。 

 ちなみに当時は小田原高校くらいの偏差値だった公立校の英語科が最終学歴です。

 私と違い学友は皆非常に優秀で、当然のように一流の進学先を決めて行きました。

 そんな中、クラスでただ一人、個人留学をすると言った私にため息をついた恩師は数年前に天国へ。 

 先生、困らせてごめんなさい。

 いつか先生にとって自慢の生徒になりたいという思いは、今も変わらずありますよ。苦笑)


 それでも、私にとってこのブログは、日々の活動だけでなく私の思いを届け、町の皆さまと繋がるとても大切なツールです。

出来る限り、続けていきたいと思っています。



 小林のぶゆき町長の活動自体についても、たくさんのお声を町の中から拝聴しています。


 私にとっての小林町長は、「非常に真っ直ぐな方だ」という印象です。 

もちろん公の姿以上の町長さんの姿を窺い知ることはできませんが、いつも自分のままで発信し、時に疑義を生みながらもひたすら信じる方へ邁進する。そして作り物ではない自分の言葉で発信する。


 冒頭のお話にも通じますが、正直「羨ましいな」と感じることもあります。 

(そう感じるのは一般町民だからで、きっとご自身の中では多くの葛藤があり、町長日記も終了の流れとなったのでしょうが)


 町を回っていて、私と同じような感覚で小林町長の動きを拝見している町民の方も多いのではないかと思いました。

 それが猛烈な応援の声になったり、疑問視する声になったり、皆さんそれぞれの感覚で受け止めて発信する内容になっていくのでしょうね。


 注目を集める仕事をしている方は、小林町長に限らず、何をしても話題に上りますが、話題になるという時点で動いている証拠でもありますし、そこに注目できる町民性自体が実は稀有で素晴らしいことだとも感じています。


そして政治に関わる方は、その日その時の活動や言動だけで判断するのが本当に難しいとも感じます。 (短くとも4年、大きなプロジェクトは10年、20年先を見据えて動くからです)


 私としては、小林町長には自ら詳らかにした町の現状から目を背けず、これからも健全で未来ある町政のために邁進していただきたいですし、それは町長のみに託された課題ではなく、本来町民一人一人が真摯に向き合い、考えて行動する必要があることだとも感じています。


 微力ではありますが、私も私が思う '町民みんなが幸せな町での生活' を実現するため、書けることからまだ書けないことまで、全力で動き続けようと思います。


 写真は先日我が子に持たせた保育園弁当。 

やはり……普通のお母さんです。笑



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