何度かこちらのブログでも触れさせていただいていますが、私は「真鶴町商工会青年部」に所属しています。
先日、6月12日(木)に真鶴町の商工会館を会場にして、神奈川の「商工会青年部主張大会 県西ブロック予選会」が開催されました。
この大会は、全国の商工会青年部が年に一度集まり、それぞれの地域で活動する若手経営者・事業者が、自らの思いや経験、地域の未来について’主張’する場です。
選ばれたメンバーは、ブロック予選・県大会・全国大会へと進み、まちづくりを担う世代の声を社会に届ける重要な機会となっています。
この日の予選会の会場は真鶴町の商工会間だったこともあり、他地域から来られる青年部員さんたちを気持ちよくお迎えできるよう、部員11名と事務局1名の皆で早めに集まって会場準備をしました。
(前日から準備をしてくれたり、懇親会の手配をしてくれたメンバーもいます。私は事前準備に参加できなかった為、心から感謝です。)
みんなで鶴柄のお揃いのアロハ(青年部主催のフライベント 'マナ真鶴 〜ハワイアンの夕べ〜' のスタッフアロハです。) を着てお出迎えです。
今年、真鶴町の代表として登壇したのは、マナ真鶴のポスターデザインや町の中のイベント告知のデザインなど町内外で信頼を得て活躍するデザイナーの青年部員。
彼の主張は、「都内在住時から真鶴移住後の仕事との向き合い方の変化、顔の見える関係性が残る町である真鶴の魅力について」でした。
彼の主張を聞いていて改めて「真鶴っていい町だなぁ」と感じ、感動して少しうるっとしてしまいました。 (最近本当に涙腺が弱めです。苦笑)
地方創生の本質は大枠の経済政策やインバウンド、空き家問題や教育・医療の充実だけではなく、人間関係・文化・信頼といった '目に見えにくい資本' を「どう守り未来に繋いでいくか」にあるのだと感じます。
真鶴町は、「町を歩いている人がどこの誰さんで、何をしている人なのか」が分かる町です。
一見すると古い、非効率的な文化に見えるかもしれませんが、この密接な人間関係こそが、孤独を防ぐセーフティネットでもあり、災害時の助け合いの土台にもなっていくのだと思います。
その一方で、過干渉・同調圧力・排他性といった課題も同時に内包しているのが小規模自治体の難しさなのかも…と感じることもあります。
それでも、私はこの町の「人と人との距離の近さと温度」を、未来に引き継いでいきたいと感じています。
実は私も、信頼している青年部部長から「今年、主張に出てみないか」と声をかけていただきました。
「きっと杏奈さんの活動の役に立つから」と言ってくれた気持ちが本当に嬉しかったですし、私自身、青年部での学びと活動を通して真鶴町に恩返しをしたいという思いを持っているため、とってもありがたいお話でした。
しかし、現在は何足もの草鞋を同時に履いている、真鶴在住(苦笑)の特大ム◯デもビックリなマルチタスクお母さんになっているという自覚がある為、自分の能力を見誤らず、要らぬご迷惑をお掛けする可能性も考慮して、今回は辞退させていただきました。
いつかチャンスがあれば、ぜひ主張者としても参加させていただければなぁと思っています。
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