この1週間に様々なことが起き、先週末まで心も少々疲弊中でした。
…なんてことを、きっと政治家の方々は書かないのでしょうが、なにせ初めての挑戦、初めての経験続き。
むしろ万事順調な方が、不思議なのかもしれません。
そんな先週の締めくくりは、我が子とずっと約束していた、映画パーティーの日。
(家族みんなで自分の映画用おやつをゲットし、部屋を暗くしてテレビの前に座り、スタート!)
本日のブログタイトルは、我が子のご要望により選ばれた【ふしぎ駄菓子屋 銭天堂】という映画の中の、誠実な小学校教諭の一言です。
正直なところ、全ての’願い’にあてはまるとは思いませんが、 個人的には苦労や努力を重ねて叶えた願いの方が格段に学びは多く、たとえ願いが叶わなかったとしても、確実に記憶に残るなぁと感じています。
その日、早朝出発の仕事を終えて帰宅し、子どもをお風呂に入れたり夕飯を作ったりと映画に向けて超特急で準備をしていた時間に、旧友の同窓生から連絡が入りました。
なんと、(このブログでも何度か触れた) 中学校吹奏楽部時代の恩師である「妹尾圭子先生と居るよ!」と言うのです。
「こんなチャンスは滅多にない!」と、いまかいまかと映画のスタートを待っている我が子(と主人)に許可を取り、旧友に電話を繋いで貰いました。
「堀か?本当に堀杏奈か?」
約15年ぶりに先生の声を聞けたことが本当に嬉しく、しばらくのご無沙汰を詫び、先生が私の人生においてずっとマイルストーンとなってくださっていることに感謝の意を伝えました。
「お元気ですか?」と言った私に、
「元気はないですー。また県大会で負けちゃったよ、堀の時と一緒だよー」と。
そう、遡ること27年前、絶対に全国大会での優勝を勝ち取る!と、全力で駆け抜けた中学校の吹奏楽部時代 (公立中学としては珍しい100人を越える大所帯の吹奏楽部の最終学年で、部長を務めさせていただいていました)、最後の大会は非常に悔しい思いをしたのでした。
部長として先生の後に続き、関係各所にお礼のご挨拶に回る中でも、ずっと静かに泣いていたのを覚えています。
後にも先にも、私の人生の中であれほど泣いた日はないのではないかと思います。
(私の次の世代は念願叶い全国大会で金賞を受賞し、先生の率いる母校の吹奏楽部はそのまま全国殿堂入りを果たしました)
あの時の恩師はまだ30代半ば。
今の私よりずっと若かったのに非常に完成された'教師としての美学'と'吹奏楽への熱意'をお持ちだった事に今更ながら驚愕しますが、それ以上に、私の存在やあの大会をちゃんと覚えていてくださったこと、今も全く変わらぬ熱意を持って中学生達と吹奏楽の頂点を目指して闘っていらっしゃることに心から感動を覚えました。
私にとっては「あと一歩で叶わなかった願い」として記憶に残っているのですが、あの時の努力は今もなお私の努力や判断の基準として大きく影響を及ぼしてくれていますし、青春時代の二度と経験できないコンセントレイトした素晴らしい時間と経験だったと、今でも心から感謝しています。
夢や願いが叶うかどうかというのは、努力や実力だけではなく、時の運や巡り合わせもあるのだと思います。
でも、「そこまでどう考えてどう動いたのか」や、「自分の努力や仲間との協力」という経験は、誰にも奪えるものではありません。
同じように「手を抜いた」「ズルをした」ということも、例え誰にもわからなくても、自分の中から消えてなくなることはありません。
だから結局は、誠実であるしかないのだと思います。
タイトルに書いた言葉も、きっとそんな思いを込めて書かれたセリフなのだろうと感じています。
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息子も楽しみにしていた、やっとやっとの母の仕事のお休みであった昨日。
なんだか頭痛と腹痛がするなぁ…と思いつつも、今日こそ我が子としっかり遊ぶため!と、朝5時から急いで家中の家事をし、朝ご飯を出し、洗濯とお昼の準備を終えた頃。
やっぱり調子がおかしい…そこで思い当たりました。
私は昔から大きな挑戦があったり、心と体が限界を越えると、必ずこうなるのです。
急な高熱。
「またやってしまった!」と思いつつ体温計に手を伸ばすと、予想通り39度を超えていました。
人というのは弱いもので、先ほどまであれほどシャキシャキと動いていたのに、体温計の表示を見るやいなや、へろへろと座り込んでしまいました。
ウィルス系のチェックもし、こちらは予想通り全て陰性でしたが、寂しがる我が子に大変申し訳なく思いながらも横になりながら遊ぶ日となってしまいました。
(最近の我が子はオセロにハマっています。これならば39度でも一緒に遊べます。苦笑)
主人は一日遠方での仕事でしたので、私が’それでも頑張る’しかありませんが、「どうやら母がピンチだ!」と察した我が子は冷蔵庫からお水を汲んできてくれたり、冷えピタを持ってきてくれたり、母の好きなチョコを持ってきてくれたり(笑)と、本当に優しくしてくれました。感謝です。
息子のお昼寝を待って、先日前半を観て楽しみにしていた、わが町の町長である小林伸行さんが出演するYouTube番組''ReHacQ''の後半も拝見し、「やっぱりヒントはポートランドか!」と思ったり。
(また本棚から持ってきました。もう一度読もう!)
本日は先日よりだいぶ熱も引き、37度台になってくれましたが、さすがに町外での仕事はお休みさせていただきました。
旧友のおかげで心の元気は一気にチャージできましたので、昨日までにやりきれなかったことを進めたいと思います。
高熱が出て、翌日から徐々に引く、というのもいつも通り。
こんな時は細菌感染などではないことがはっきりしているので、私の場合は薬は一切飲みません。
もう少し自分の体の声を聞く事にも長けていなくてはいけないのだろうな、と毎回反省しきりですが…
40歳を過ぎていまだにボーダーラインが見えていないのは、私の弱点かもしれません。 (苦笑)
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