ハガキの表裏。

 先日のブログに記載した、謎の発熱。 

 その後も高熱の熱発が続き、頻繁にウィルス検査はしたものの、やはり全て陰性…

熱の他には何の症状も伴わないという不思議な状況でした。


 当初は知恵熱だとたかを括っていたのですが、高熱も5日目となったため、さすがに紹介状をいただき、専門科を受診したところ、「発熱性好中球減少症」という聞いたこともない病状になっていた事が判明しました。


公表しないことも考えましたが、突然の熱の可能性として「こんなことがあるんだよ!」という記録になれば良いかと思い、書く事にしました。


 症状としては確定しているものの、まだ原因は不明なのですが、「好中球」という本来は細菌と戦ってくれるはずの白血球の一種がほとんど居なくなっている様子。

同時に他の白血球、血小板、赤血球もかなり低い値であり、普段なら何の問題もない菌でも体内に入ったら戦ってくれる戦士が何処にも居ない=生命の危機に繋がってしまう!とのことで、即入院or外出禁止の判断となってしまいました。


 好転か、急変か、どちらへ転ぶかの山場と言われたこの3日くらいは、家庭の事情により入院はできない (私が入院した場合、どうしても丸一日子どもを見れる大人がいない日ができてしまう)ため、緊急でかなり強い抗菌剤を点滴していただき、夜間に病院を後にしました。

子どもの不調だけでなく、親の不調も、核家族にとっては大問題だ!と実感しています。


 帰宅後は、久しぶりに37度台の夜となり、今日は5日ぶりに全くの平熱の朝を迎えることができました。

 ここまでほぼ毎日39度台でしたが、咳や咽頭痛、関節痛や頭痛やふらつき…など、普段ならば熱と共に出そうな症状が一切なく、代表的なウィルス検査も連日陰性だったため、頓服を服用して息子のお弁当を作ったり、園の送迎や町内活動をしたりと普通に活動できていました。 

(さすがにお客様に何かあってはいけない、と、調理系のお仕事はお休みしていました)


 医師のお話によると、この数値で平気で日常生活が送れていること自体が稀なようなのですが、私本人には '気力で何とかしている' というような感覚すらなく、とても不思議な体験でした。


 現段階では、「なにがあっても負けないぞ!子どもはまだ小さいし!」と思っていますが、やはり入院や骨髄検査が必要となってしまうのか、外来や経過観察で対応できるのかは、今後の検査結果次第となるようです。 


 本当に、そんなに無理したつもりはなかったのですが、41歳というのは、そのような何らかの身体のエラーが出てくる年齢なのかもしれません。 

しっかりと身体の声を聞き、必要なタイミングで受診をする事がとても大切だと思いました。


 大人の発熱の受診目安は(他に何の症状もない場合)4〜5日とのことでした。

ちょうど良い時期に専門医に行けて良かったなぁとは思っています。


 人生は何事も経験です。 

 葉書の表裏というか、振り子の左右というか、ジャンプの前の屈伸状態と言うか。


 基本的にいつも恵まれている私の人生で、このような出来事は「うまくバランスをとってくれているんだろうな」と感じています。


 こちらは本日開催で、楽しみに伺うはずだった、友人の真鶴のパン屋さん「みちのぱん」と、移住促進&地域・若者交流スペース「くらしかる真鶴」の合同イベントのフライヤーです。

 みちさんは真鶴町への移住者。 小柄な身体の何処にそれほどのパワーを秘めているのだろう??と驚いてしまうほど、非常に逞しくお一人でお店の切盛りと家事をこなしておられます。 

(写真は3ヶ月ほど前のもの) 

 私は残念ながらイベントへ伺うことは叶いませんでしたが、なかなか盛況のようだったと友人達から伝え聞き、とっても嬉しくなりました。 


 「くらしかる真鶴」は元々移住お試しの拠点として使用されて来ましたが、行政の取組みの中で「町の若者達の居場所として活用出来ないか」と新たな動きが加わり、その若者達の提案により、「若者だけではなく地域のコミュニティスペースとしての活用も良いのでは?」という、素敵な派生が生まれているそうです。


 元々大通り沿いの立地の良い場所にあり、気持ち良い土間が残る建物。

役場主導というだけでなく、地域住民の主体的な動きで、より開かれた場になっていく事は、本当に素晴らしい変化だと思います。


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 私も何とかこの無免疫状態を乗り越えて、真鶴町の未来が明るく楽しく好転するように尽力させていただきたいなぁと思っていますので…

まずは、ちゃんと静養すること!


 ついつい動いてしまいがちな身体をしっかり横にして、やり残した事はなるべく考えず(苦笑)、ゆったりとした自宅時間を過ごしたいと思います。


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