あれ?おかしいな?と思ってから数日、あれよあれよという間に身体が言うことを聞かなくなり、血液内科にお世話になってからちょうど1週間経ちました。
前回書いた「発熱性好中球減少症」というのは症状の名前であって、病名ではないのでわかりずらいのですが、私のように血中の重要な細胞の数値が軒並み下がってしまう病気として代表的なのは
・「白血病」(こちらは悪性/血液のガンですね)
・「再生不良性貧血」(良性ではあるものの定期的な輸血などが必要になります)
・運が良ければただのウィルス性の風邪のようなもので、免疫力ながいところに何かが悪さをした結果
とのことで、何日かおきに血液検査を繰り返しました。
次は骨髄検査になるかも…と言われていた火曜、 本当におかげさまで!原因が難治のものではないとわかり、今回の通院は終了しました。
ただ、ほとんどなくなってしまった赤血球の赤ちゃん(つまり大人になれる細胞がない)が通常営業に戻るのはおおよそ60日後…ということで、赤血球はこれからまだまだ減るよう。
それによる弊害は、今後さらに顕著に出てくる予定だということです。
(今のところ日々目まぐるしく体調が変化しています。毎朝の割れるような頭痛はもはや友達。苦笑。他にも膝裏の痛みが出て歩けなくなったり、微熱が出たりしています。)
それでも、血液内科の先生は「現状考えうる範囲では最良の結果だった」と仰ってくださいました。
今回は終戦記念日前後の体調不良だった事もあって、「命の使い方」を考える大切な数日間となりました。
数年前、介護施設で働かせていただいていた時に、実際にシベリア抑留を経験された方のお話を何度か伺ったことがあります。
その時点で齢100歳。お元気に過ごされているといいなぁ。
元々歴史認識や先の大戦について考えたり調べたりすることが多く、戦争をテーマにした映画も有名な物はほとんど観てきているかとは思いますが、
・ラーゲリより愛を込めて
・永遠のゼロ
・男たちの大和 YAMATO
・硫黄島からの手紙
など、全ての仕事を見送ったことで、何本か観直す時間も出来ました。
「誰かがどうしても守りたかった未来、誰かがどうしても生きたかった未来に、今自分は生きている」と、改めて感じる数日間になりました。
この一週間、私にとって、本人すら驚きだった事がひとつあります。
'大切なもの' も'やりたいこと' も、何一つ変わらなかった、という事です。
それはやはり、 '家族の幸せを願うこと' と、'町の明るい未来を作りたい!' という思いでした。
(数年前、海水浴中の岩海岸にて。)
「もし明日世界が終わるとしても、私は一本のりんごの木を植えるだろう」
第二次世界大戦の後の復興の中で、マルティン・ルターの言葉として広く世に知れ渡ったものです。
(実際にご本人が言われたかは不明だそうです。)
それほど大それた事を言える人間では全くもってないのですが、 少なくとも私は
'自分の命がもしもあと少しだとしても本当にやり続けたいこと' を、毎日やらせていただいてたんだと、改めて感じることができました。
身体は相変わらず言う事を聞きませんし(特に朝と夜は不調です。汗)、体調を崩す事自体は決して褒められたものではありませんが、
'どんな状態であれ私のやりたい事は変わらないのだから、何も恐れるものはない' と思います。
本当に多くの方からご心配の連絡もいただき大変申し訳ないことをしてしまいましたが、この夏は、これからさらに忙しくなりそうです。
なかなか無理が効かなくても、やりたいことはてんこ盛りです。
‘うまくバランスをとる’ということが苦手なのだと再認識したものの、これからも自分にまっすぐに、今できることを全力で!続けていきたいと思います。
(多分、そうでしか在れないのだと思います。苦笑)
添付動画はこの一週間の私のテーマ曲、Mrs.GREEN APPLEさんの''Soranji".
映画 'ラーゲリより愛を込めて' のゼムです。
ただ生きてること、生きていくことの意味を歌うこの歌。
タイトルはこの曲の一節です。
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