一般質問って?通告書って?2025/10/14(火)記録

 昨日のブログで書かせていただいた「一般質問の通告書作り」。

夜中を通して、なんとか素案までは書き終えました。 

でも、「それって何?」という方、いらっしゃいませんか?


そして、「12月議会の質問なのに、もう通告書?」と思った方。

…同感です。(苦笑) 


 今回はそんな「一般質問?」「通告書?」という疑問を、ひとつずつ解説してみたいと思います。

(「知ってるよ!」という方、どうか温かく見守ってください。)


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 一般質問とは、

【議会で議員が行政(町長や教育長など)に対して、町の課題や方針について質問すること】です。 

 

できることは大きく3つ。

・行政の方針や事業、予算執行についての質問

・政策の問題提起や改善提案

・町民の声や要望を行政に届ける 


ですが、実は、そのチャンスは原則「年に4回だけ」です!

3月・6月・9月・12月の「定例会」でしかできません。


 ・


 先日、とある方から「一般質問なんて重要じゃない、しなくてもいいんだよ」と言われました。

でも私は思いました。

「えぇっ!? すっごく大事な仕事なのに!」と。 

(その発言を聞いたことを経て、私はある討議の反対意見に向き合っていました。)


 一般質問は、町民の声を行政へ直接伝えられる唯一の場。

【町の声を公に伝えられる、年にたった4回のチャンス】なんです。

誰が何と言おうと、大切に決まっています。


 さらに重要なのは、【記録として残る】ということ。

議事録はもちろん、今は町公式YouTubeで配信されています。

 '動画が改ざんできない記録として残る' という意味で、非常に大きい。

ただし今現在はカット出来ない要綱になっていて、二次配布も不可です。 

これは広報広聴委員会において是非とも変更をお願いしたいところで、まず長い休憩時間の部分は要らないし、今はそれぞれの考えを独自チャンネルへ転載も出来ませんから、どうやって悪質な切抜きや恣意的な切取りと向き合うかも込みでお話し合いを進めないとですね。


 ・ 


 次に、「通告書って何?」という疑問についてです。 

【通告書とは、「これからこういう質問をします」と事前に行政に提出する書類のこと】です。


 ただ、好きなように出せるわけではなく、 

・議会事務局(職員)によるチェック

・議会運営委員会(議員)によるチェック

を経て、正式に受理されます。


 実際に不受理となる事があるのかはわかりませんが、それ以前の差し戻しは時々あるようです。 

どちらの機関も恣意的に質問内容を調整することは許されないはずですから、'事前に誤字や数値のミスを防ぐ'という位置付けであると信じています。


 ・ 


 実は、一般質問のルールは自治体によって違います。


真鶴町の場合は、 

1/ 大項目3つまで

2/ 持ち時間30分(質問+答弁+再質問すべて含む) 

(また、同一議題においては往復3回まで→本会議の議決があるもの、全員協議会や委員会ではこの制限はありません) 


 「さて、困ったぞ」と初めての通告書作りで頭を抱えました。 


なにせ、大項目3つというのは「質問は3テーマまでよ」ということです。

ということは! 

この3つの中に、どれだけ多くの「皆からいただいた声の要素を詰め込むか」です。 


 次回に回せば3ヶ月後。


町をまわり続け、町の声を聞き続けたい私は、3ヶ月後にはまた新たなご要望が山のように届いている事になるはずです。 

既にいただいているお声を3つに絞るって… 

「えらいこっちゃ!!」(心の声) 


 当然、通告書には伝えたい事の全ては収まりませんでした。 

 なので、後は「本会議の中でどれだけ予備情報を差し込めるか」、「再質問や再々質問でどこまで触れられるか」となってきます。 


 そして、持ち時間は30分まで。 

これには行政の答弁も再質問・再々質問も含まれます。'牛歩で対話' となったらアウトです。 


 少なくとも、私は、「政治・議会用語」を使わなければならない(時短のため)し、早口で伝えなければならないような気がしています。 


「議会って難しい言葉ばっかり」 

「何言ってるのかわからない」 

その1要素をまた自分が作ってしまうのか…そんなの嫌だ!と、今もアレコレ考えあぐねています。 

どうにか伝わりやすい言葉にして本番に臨みたいです。


 ・ 


 【なぜ今、通告書作りなのか?】 


 「12月議会」と聞くと、なんとなーく「12月にやるんだろうなー」くらいに感じると思います。 


 でも実は、11/26に日程第1(初日)があり、最終日は今のところ12/5です。

(追加日程がなければ。是非HPトップメニューの"スケジュール"からご覧ください!)


 本会議自体の日程は全4日ですが、その前後に調整や協議のための委員会・全員協議会(議会の皆さんは全協と略します)が入ります。 

そして合計10日程になる訳ですが、これは本会議にまつわるエトセトラ。


 この他に、常任委員会やいつもの特別委員会があり、その他の公務がある訳ですから、

「議員さんって忙しいのね」

の答えが見えて来そうな気がします。


 お話を戻すと、通告は10/17に始まり、11/4まで受付けます。 

「その間に質問出してねー」という事です。


 一般質問は通告順で、同内容については先に通告した方が優先されます。 

つまり、「自分の質問を自分で深掘る」ためには、早く出さないといけません。 

(他の方が先に通告した場合、答弁の中で気になる事が違っても横槍のように質問する事はできません)


 そのため、通告書作りは急ぐ必要があったんです。


 本会議前にわかる内容としては一往復のみ(質問→答弁)だそうで、どうやら答弁は12月議会開催前ギリギリにいただくそうなので、答えを予測してそれ以降の再質問でどう質疑内容を深めるかは、これから本会議が始まるまで考える事が出来ます。


 ・ 


 今回の一般質問では、これまで町民の皆さんからいただいた声の中から、

「すでに検討されているけれど、町民には伝わっていないと感じること」という3つを選びました。


 議会は行政の敵ではありません。

重箱の隅をつつく必要はないんです。 


 議員の仕事としての「行政監視」はもちろん必要ですが、これまで何度も何度もブログ・お話会・演説などでお伝えしてきた通り、 

【行政と議会は町政の両輪】

だと、私は考えています。 


 「おかしな事してますよ!」は、勿論伝えるべきです。 

同じように、

「それ、いいですね!」も大きな声で伝えたい。 


「何が何処まで進んでいるのか」 

「町が何を頑張っていて、それは何の為なのか」

これを町民の皆さまへ伝えるのも、議員の大切な仕事だと思います。 


 ここで言う【'大きな声'とは、町民まで届く声】です。


 真鶴町公式YouTubeの議会中継を通して、傍聴に来てくださる方を通して、そして私自身の生の声で、 「今の真鶴町」と「今後の真鶴町の方向性」をしっかり届けていける一般質問(そして議会)にしたいと感じています。 


今日は '実は曇りの日の海も綺麗なんですよ!' という写真。

琴ヶ浜からの風景です。

水彩画のようですよね♪


↓本日のショート動画はこちらから!

堀あんなからの手紙 -WEB-

真鶴町議会議員の堀あんな が、 親しい人に手紙を綴るように 真っ直ぐに今の '自分' と '真鶴町に願うこと' を届けます。

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