4月13日に今年度初めての臨時会(本会議)が行われました。
議会の一年間は1月1日に始まるので不思議ですよね。
(会議の回次は歴年で数えるため、今回の臨時会は第3回となります。)
年度初めの本会議ということで、
「先月当初予算の審議をやったばかりなのに、この時期に補正予算を組む意味は何か?」
ということが主な要点になります。 (と、少なくとも私は思っています。)
実際に、承認案件が1つと、補正予算が上程されました。
私は承認案件・補正予算案、共に賛成しています。
1件目は国の税法変更に付随する専決処分についての承認ですので、反対する理由はありません。
しかし、たった一つの議案ではありますが、今回も予算には大きく頭を悩ませることになりました。
議会としてはどちらの議案も可決しています。
以降は私個人の意見を多分に含みますので、ご留意いただき、読み進めていただけると嬉しいです。
今回の補正予算案の争点は大きく、
関係人口創出事業の追加予算
ケープ真鶴の運営費用
だと思います。
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[関係人口創出事業について]
わかりやすくいうと、
「もっと真鶴を知ってもらおう!もっと真鶴に興味を持ってもらおう!そしてお金も落としてもらえる仕組みを作ろう!」 ということです。
政策推進課を中心に様々な取り組みを考え、一部は当初予算にも計上されていますが、さらに活用できる補助金を模索し、要件を整えて申請し、無事採択されたことに伴う補正というニュアンスが強いと感じました。
3年間で1.4億円ほどになる予算のうち、本年度の計上分は3,600万円、
そのうち国庫支出金(1/2補助)と特別交付税措置(特別の財政需要に応じて配分される実質的な財政支援)を除き、真鶴町としての実質負担は360万円程度/年です。
これをどう捉えるか。
これが一議員として非常に難しい問題です。
私は、願わくば、真鶴町が過疎の認定から外れる日が来ることを願っています。
でもそれは、昨今危惧される自治体の線引きによって過疎認定の制度が揺らぐ形や、国の方針転換によって無くなるというタイミングではなく、補助がなくても自走できる形での能動的な脱却です。
現状と未来の人口予測を踏まえると、かなり険しい道のりであると考えざるを得ません。
それでも、諦めたくないんです。
町が町として存続するための方法を全力で模索し、同時に「真鶴のアイデンティティとは何か」を町の枠を超えて考える視点も持っていたいと思います。
思考の過程で、自由になる財源に乏しい真鶴町が取れる策として、積極的に活用可能な補助を取りに行くという考えも一部必要だと思っています。
たとえ具体的成果が見えづらいものであっても、です。
延命ではなく、未来を作る補助金活用となれば最高です。
もっとも悩ましいのは、「真鶴が使わなくても、他の自治体はその補助金を取りに行く」ということです。
どうしても個々の自治体の動きとして、取りに行かなければ負けてしまうことになります。
しかし同時に、町の支出は360万円であっても(決して少なくない額ではありますが…真鶴の議員の報酬の手取りより多いです)、実際には国を通して、私たちの納めた税金から1.4億円が動くわけです。 慎重に審議する必要があるのは当然です。
議員になる前も、今も、私の頭の中と心はいつもこの狭間で揺れています。
取り組みの内容とともに、大切なのは、現場で動いている方々の生の声です。
どれほどの情熱を持ってその事業に取り組んでいるのか。
それが具体的には目標数値や方法になって現れると思っていますが、影も形もない新しい事業に具体的な成果設定を求めることがどれほど難しいかも、(小さいながら一事業者として)感じて生きてきました。
様々な質疑も踏まえまた結果として、疑問点はまだ残っているものの、熱意と丁寧な説明(今後も含めて)に期待することにしました。
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[ケープ真鶴について]
以前より、10年間の予定で指定管理者に委託された事業が、協定内容や仕様に沿っていないという町内からの意見が散見されていました。
指定管理者制度については、他の事業者との契約も含めて注視していく必要があると感じたことから、議会でも指定管理者運用状況調査特別委員会を立ち上げた経緯があります。
執行部としても問題の把握から改善の要望をし、様々なやり取りを経て、最終的に管理者からの辞退という形で町の管理になったということでした。
町の管理に戻るということは、当然ながら運営費用がこれまでよりも嵩むことになります。
今回上程された補正予算案には800万円余りが計上されていました。
皆さんもご存知の通り、ケープ真鶴は三ツ石を臨む真鶴町を代表する景勝地です。
私も時々現場に伺っていますが、景色も空気も素晴らしく、平日でも大変多くの人が訪れています。
そこを完全に閉鎖してしまうことは町民福祉の観点からだけでなく観光需要の喪失につながりかねず、2階にある遠藤貝類博物館の運営形態の変更にもつながってしまうことから、執行部としては苦肉の策として、飲食販売やお土産の取り扱いを除く形での開館を暫定的に続けることにしたものだと感じました。
ではこの800万円をどう見るか。
これも、町の方の中にも議会の中にも様々な見方があります。
'一つの正解' を探るのは、非常に難しいと感じています。
そもそも、公共施設の指定管理者制度を導入するメリットとして、
・町の管理を離れることで利便性の向上が図られる可能性があること
・資金繰りを民間事業者が調整できる形になり、自治体としての費用負担が抑えられること
などが挙げられます。
公共施設を過大に保有している(と私は感じている)真鶴町の選択肢としては、積極的な指定管理制度の運用は当然といえば当然…。
本来であれば、期間満了をもって他の管理者に引き継がれることが望ましいものの、なぜこのような形での幕引きとなってしまったのかには、しっかり向き合う必要があると感じています。
指定管理のあり方や運用については、本来は執行部の管轄であるため、議会内の委員会としての情報の精査には慎重を期すところですが、今後の指定管理者の選定や運用がスムーズに、かつ透明性高く行われることを願って、委員会としても職務の範囲内でしっかり声を上げていく予定です。
この委員会の発議者として委員会宛てに提言書もお届けしたところですので、そちらについては必要に応じてまたご報告します。
私自身は、「ひとまず完全な閉鎖となってしまわずに良かった…」と、正直なところは感じています。 ただ、これからGWを迎え、名勝真鶴岬としては最も観光需要が見込めるはずの時期に差し掛かります。
本会議内では、「せめて公募によりキッチンカーを設置するなど、何らかの歳入が見込める形を模索していく方向での話はないか」など質疑させていただきました。
'行政財産の目的外使用' となり、それほど多くの収入は見込めないかもしれません。
それでも、真鶴岬を訪れることの満足度は上げられる。それは未来の来訪へ繋がる!と感じるからです。
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[議案と向き合うということ]
今回のような予算の執行権は、首長と補助機関にあります。
私たち町議会議員は、そのバランスと将来負担を考えながら採決していくわけです。
最近感じるのは、予算編成は一つ一つの事業だけを見るのではなく、町全体としてどう組み合わせるかという、ポートフォリオの考え方に近いのかな、ということです。
未来を見据えて、今のバランスを考える。
議員によって可否の決め方は違うのですが、少なくとも私はこのように考えています。
職責は重いと感じています。
変化の激しい時代において、今日の正解が明日の正解であるとは限りません。
それでも町にとっての「現段階でのベストはどこか」。
ここに全力で向き合うのが議員の仕事のはずです。
町の皆さんには、自分と考えが近い議員を見つけていただき、その方に積極的にご自身の意見を届けてほしいと思います。
私も町の声の代弁者として、いつまでも町民感覚を大切に、そしてできれば、町でもっとも声をかけやすい身近な議員で居続けたいと思っています。
そのためにも、できる限り町の中をうろうろしています。(笑)
ありがたいことに、今週も様々な声をお届けいただくことができました。
どこかで私を見かけた際には、ぜひお声がけください!
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「最近顔が疲れてるけど大丈夫?」と声をかけられることが増えました。(苦笑)
でも、自ら望んでこの仕事をさせていただいています。
少々の目の下のクマは、ご愛嬌だと思っていただけると嬉しいです。
(食欲はあるので大丈夫です。選挙の時よりも7キロも体重が増えています。ある意味…大丈夫じゃないですよね。苦笑)
主婦として、母としての毎日、そして自営業。
この当たり前の日常に議員としての目線が入ってから、私はこの町が前よりももっと好きになりました。
やっぱり、真鶴が好きなんだよなぁ、 ずっとこんな真鶴であって欲しいな、と、ふとした瞬間に感じます。
↓今週のショート動画はこちら!
4/13(月) 本会議後
4/16(木)
議会だより初稿戻しの日
↓週に一度、息子の習い事。この日はなるべく空けてあげたい。
↓主婦の大切な仕事。毎日の食事の準備。
主人が釣ってきた鱚を捌いてお刺身としゃぶしゃぶに。天津飯は時短の日に。
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