「それで私は、あんなさんのために何をしたらいいのかね?」

 昨日も仕事の前後にチラシのポスティングを進めました。

 (ブリックフェスタのお片づけにも伺いましたが、残念ながら楽しみにしていたLEGOでできた真鶴町はすっかり片付いた後でしたので、運搬だけお手伝いしました。力を振り絞って主宰した友人の体力が回復したら、写真を見せていただこう!) 


 ポスティングをしていてずっと感じている事ですが、町で暮らす方々は、本当にしっかり見ず知らずの私と向き合ってくださいます。 


毎日毎日、これまでの人生でダントツで一番多くの「頑張ってね」という言葉をいただいている気がして、それだけでも本当にありがたいですし、

中には「私は政治活動や政治家の人とは一切関わらないようにしているの。わざわざ足を運んでもらったのにごめんなさいね。」と仰る方もいらっしゃいました。 

「暑いから気をつけてね」と見送ってくださり、なんて誠意のある対応だろう、と、感動すら覚えました。


 だって、その気持ち、わかるんです。 

 「何を思っても、何を言っても伝わらない」「政治に関わるとろくなことはない」 そう思って居る方が沢山居るだろうということも、感じています。

 私自身がそちら側の人間でしたし、だからこそ、まさか自分が政治の世界に飛び込むなどとは考えもしなかったのです。

 でも、私は声を上げました。 

「ただただ幸せに暮らしたい」という '普通の願い' を守るために、政治家は存在します。(本来、そのはずです!)

 町の方には、私のような(私でなくても)矢面に立つと決めた人間に、どんどん要望を伝えていってほしいと願っています。 


 私自身も、前出のご婦人まで、いつか「政治には町を明るくする力がちゃんとあったよ!」と届くような活動が出来たらいいなぁ、と思っています。



 昨日は、もうお一方、とても印象的なご老齢の男性にお会いしました。

 

 私が「町政へ挑戦したいと思っています」「真鶴はよりよく変化できると思っていますし、町の皆様にも興味を持って見て行って頂きたいです」とお話しした後の一言です。 


 「あんなさんは町議選に取り組もうとしているってことだね。それで、私はあんなさんのために何をしたらいいのかね?」


 予想しなかった、直球の返答でした。


 何度もこのブログの中で書かせていただいている通り、私には政治的な垣根が存在せず、それはつまり、「敵」と言う概念が存在しないということです。


 その昔、音楽を書くことがメインだった時代に ’Dear Enemy’という曲を書いたことがあります。 

直訳すると ‘親愛なる敵へ’ ということになりますが、この言葉は私が作ったものではなく、【続あしながおじさん】の原題であり、敵も味方もない、世界の平和を願う温かい言葉だと捉えています。


 私はいつでも、そんな垣根のない人間でありたいし、この自分自身のまま、政治活動をしていきたいと思っています。 

(むしろ、甘かろうが無謀だろうが、そうでしか在れないとも思っています。苦笑)


 そんな私に投げかけられた「あなたの為に、何をしたらいいのか?」という言葉。 


つい今しがたまで他人だった私、突然庭先に現れ町民としてはヒヨッコの私 (しかも各ご家庭への階段の登り降りを繰り返して、原型を止めないほど汗だくの…苦笑)を前に、拒否するでも疑うでもない、真っ直ぐな言葉。 


 多分、そこでの私の返答は、政治を志す者としては不正解だったのだと思います。 

「支援してください」 「ポスターを貼らせてください」

 そんな言葉が出たらよかったのかもしれませんが、残念ながらそれは私の本心ではなく、本心でないものは咄嗟には出て来ません。 


 「まず、〇〇さんの歴史を聞かせてください。その上で、真鶴のどこが好きで、何を守りたくて、何を変えていって欲しいと思うのか、じっくり聞かせてください。」

そんなことを答えました。

そしてまたゆっくりお伺いしますと、お約束しました。 


 「それまでに、これ(私のチラシ)を、もっとしっかり読んでおくね。家族にも言っておくね。」 とおっしゃってくださいました。


 今後、そのおじいちゃん(敬意を込めて)との関係が、どのようなものになっていくのかはまだわかりませんし、どうもなって行かないのかもしれません。 

 それすら、今の私には大きな問題ではなく、町で暮らす方に向き合い続け、考え続けることが大切なのだと思っています。 


 どれだけ私が「敵も味方もない!同じ町を作る同志だ!」と思っていても、敵やライバルと見られがちなのが政治の世界だとも思います。 

そんな中で、「味方だよ」と言っていただけたように感じて、それだけで宝物のような経験となりました。 



 今日は、本来であれば商工会青年部として真鶴駅前の荒井城址公園での催し ‘しだれ桜の宴’ の日中売店スタッフとして伺う予定でしたが、残念ながら天候不順のため売店での販売自体が見送りとなってしまいました。


 明日の活動に備えつつ、どこかで天候が回復したら、子供を公園に連れて行ってあげたいなぁ!と思っています。 


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@荒井城址公園 2025.03.20 実母撮影


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親しい人に手紙を綴るように、 真っ直ぐに今の '堀あんな' と '真鶴町に願うこと' を届けます。

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