昨日は諸用があり、久しぶりに東京へ向かいました。
11:00に真鶴を出て18:30には真鶴に戻っているというトンボ返りプランでしたが、真鶴という場所は本当に都内へのアクセスも良く、身体的負担も少ないので大変助かります。
1日を通して真鶴がどれほど好きか、真鶴の現状や変化を望んでいる点は何か、というような話ばかり口をついて出た私でした。
お話をさせていただいた方々が求められていた内容に沿っていたのかはわかりませんが、これほどまでに町の未来の事ばかり考えているのだと、私本人も驚くほどでした。
最後にお会いしたのは、銀座でフォトスタジオを構えていらっしゃる代表の方でした。
ご自身もフォトグラファーで、私の政治活動の中でも公式なものに使う写真の撮影をお願いしていました。
本当は個人的にファンの(とても好きな写真を撮る)町内の作家さんにお願いしたかったのですが、法律上色々と難しい事が多く、いつかご迷惑をお掛けする可能性も…という事から、やむなく断念。
(それでも、現在の私のプライベートなプロフィール画像は先日その方にとっていただいた岩海岸+私たち親子の写真。とても素敵な写真で気に入っています!)
写真撮影中の私の要望はただ一つ、「笑顔がトレードマークなので、笑っている顔をお願いします」ということ。
「一番私らしいと私が感じるという顔」という意図をよく汲んでくださり、朗らかな撮影現場でとても自然に笑顔を引き出してくださいました。
その方は真鶴町に訪れた事がなかったようで、ここでもまた私の真鶴愛が溢れてしまいました。
「そんなにいい町なら、行ってみようかなぁ」と仰ってくださったので、
「よかったらご案内するので、是非一度いらっしゃってください!」とお伝えしました。
昨日、私が改めて感じたのは、'プロフェッショナル'の凄さです。
ちなみに私の思う'プロフェッショナル'とは、お金をいただき、それ以上の働きをする方々のことです。
つまり、顧客の方々から金銭を越える満足を引き出す事が出来る人を「プロだなぁ」と感じます。
逆を言えば、金銭以上の働きが出来ない場合はアマチュアの為、お金をいただくべきではない、という考え方でもあります。
私は自営業者として服飾業を営んで来ましたので、商品ひとつひとつにわかりやすく価格が設定されています。 イベントを企画する時も同じように考えて来ました。
「この金額を支払って良かった!」と思って貰えるような物や経験をご提供できているのかを、最も大切な指標としてきました。
(その為、商品価格は安すぎても高すぎてもダメです。価格付けは非常に難しいです。)
これを政治の世界に置き換えると、政治家ひとりひとりにはその働きの対価として報酬が支払われます。
'商品ひとつ'というようなわかりやすいお話ではない為、一概に適切な金額なのかを問う事は出来ませんが、ビジネスでいうところの'顧客'にあたる方は、国政ならば'国民'、町政ならば'町民'ということになります。
しかも、この'顧客の皆様'は、自ら望んで代金を支払っているとは限りません。
強制的に支払う事になっている税金、その中に、自動的に組み込まれているお金です。
一昨日も書かせていただいた通り、「人々が政治の存在など考えずとも幸せに生きていける世の中」が、本来の政治のゴールだとするのならば、今現在の日本という国も、私たちの真鶴町も、残念ながらそれとは程遠い場所にあると感じています。
そんな中で、私は、政治家の方々に 'プロフェッショナルな仕事' をしていただくことを望んでいます。
政治家の仕事は、当たり前ですが「政治」です。
「政治」という言葉の意味を調べると、読んでいるだけで3、4度と頭上に?が浮かぶ文言が出て来ますが…
私なりの超訳では、「しっかり民意を汲み取り、自治体(や国)とそこに暮らす人々の未来が明るい方へ向かうよう働きかけ、より良い方法はないか検討し続ける、そしてそれを皆さんに届く形で伝え続ける事」だと思っています。
その対価としての'報酬' です。
今現在、私たちが知っている政治家の中で、この'報酬' に見合うと私たちが思える働きをしている方々は、どの程度いらっしゃるでしょうか。
異論も議論も失敗も成功も、どれも挑戦した先には発生します。
でも、現状維持などない、変化に次ぐ変化のこの時代の中で、何も起こさないという事はそのまま衰退するという事を意味しているのだと思います。
私自身はこの政治活動において何処からもお金はいただいていませんので、'アマチュア' ということになりますが、だからと言って甘く評価していただけるとは思っていません。
アマチュアにはアマチュアなりに、本気で取り組めば動かせるものもあるはずです。
また、いつか報酬をいただくような日が来たとしても、 '報酬に見合うプロフェッショナルな仕事ができているのか?' を最優先に考え続けるつもりです。
(政治献金や寄付のようなものは一切いただくつもりはありませんので、ご了承ください。)
帰路の電車の中でこんなことを滔々(とうとう)と考えていたら、あっという間に真鶴駅に到着しました。
主人と子供が駅まで向かえに来てくれていて、帰宅してすぐ夕飯の準備を始めました。
(主婦業も、家を守る大切な仕事です!)
余談ですが…
「ギリギリ間に合った!」と飛び乗った新幹線の行き先を見ると「HAKATA」。
ん?博多??
発車のベルが鳴り響く中、間一髪で飛び降りて、3分後に入線した予定通りの新幹線に乗ることができました。
「考え事は落ち着いてから」が昨日の教訓ですが、このエピソードを寝かしつけの時に話すと、近ごろ九州の場所を覚えた我が子はキャッキャ言って喜んでくれました。
一つ話題を提供できたので、母としてもヨシとさせていただきました。
(本当は乗ってしまったところで九州までは行かないんですけどね。途中下車の概念があることは、今しばらく内緒です。苦笑)
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