真鶴じゃない方が? 真鶴だから、なんです。

昨日は子供、主人、ともにダウンの為、久しぶりに家の仕事をする1日となりました。

 その為、一昨日のお話です。


 助産院「海とつき」さんへの念願の内覧へ伺う前後で、チラシのポスティングを進めさせていただきました。


 今回の初めてのチラシ発行では全軒へのお届けを目標に動いているので、基本的にはポストへ投函させていただいていますが、思いの外沢山の方から直接ご意見を伺う事が出来ています。

 無条件に「人が好き」な私は、これまで存じ上げなかった町の方と直接お会いしてお話できる、それだけでもとても幸せな毎日です。


 一昨日も沢山の方とお話させていただきましたが、その中で印象的だった方が何名かいらっしゃいました。


 お一人は、じっくり私の話を聞いてくださった後で、申し訳なさそうに「俺、住所は真鶴じゃないんだけど…」とおっしゃいました。 

これまでにも何度かお聞きした言葉でしたが、あれほど申し訳なさそうに仰られる方は初めてでした。 


「関係ないですよ。町でこうやってご商売をされている方は'町の方'です。この町でのお困り事、改善点など気がついたことがありましたら是非いつでも教えてください。」とお伝えしました。


 いつも、私から出る言葉は同じです。

本当に思ったことしか言えないので、もしかしたら政治活動をする身としてはこの性質は弱みなのかもしれませんが、大切だと思っている事を曲げてまで活動をするのなら、私である必要はないなぁ、とも思ったりもします。


 お話をしていく中で、'政治=選挙=住民票の住所' と受け取る方が多い事を、少し残念にも感じています。


 確かにどこに住民票があるかによって受けられる行政サービスは異なりますし、それはまた別の問題として「同じ国に暮らしているのにこんなに違いがあるなんて!」と感じる事があります。

 水道料金の問題などにしても、自治体の独立採算制である以上、真鶴町と(例えば)東京都で暮らすのとには随分と支払う料金に違いがあります。


 それでも、本来の政治というのは、住民票によって切り分けられたり切り捨てられたりするものではなく、 4年に1度の選挙は「政治家が自身の自治体にとって未来が好転する!と感じる事をひたすらに考え、必要な知識を学び、その結果を持って働きかけて実現していく、そして実際に良い方向に向かったのかどうか、投票の権利を持っている方々が判断する時期なだけ」のはず。

住民票がない方々の民意も、同じ民意です。

この町で働いて、暮らして、生きている、そんな皆さんの意見が余すところなく反映されて欲しいと、私は願っています。


 また、 「政治活動をするなら真鶴じゃない方が…」と、(私の今後を心配してか)お伝えくださる方にも出会いました。


 こちらの答えも、いつも一緒なのですが… 

私はそもそも政治家になりたかった人間ではありませんし、正直なところ、今も違います。


ただこの真鶴という町が本当に好きで、真鶴のためなら何でもできる!やりたい!という思いのみで公共施設内でのカフェ営業を認めて頂こうと働きかけていた人間です。

町の財政は厳しいと聞いていたので、工事から運転資金まで全て自費の前提でお話を進めさせていただいていました。


 公共施設であれば、開館中いつでも何度でも立ち寄れますし、いつまでいても構いません。 

何も買わなくても、ただゆっくりする為にそこに居るという権利が皆さんにある、そんなまちづくり条例にもある'人だまり'となるような、 '真鶴町民みんなのカフェ' が作りたかったのです。


 今現在は、このカフェの開店を考えた事で見えてきた根本的な町の課題に向き合いたい!と政治活動をしているわけですが、私の考えは何も変わっていません。

ただこの町で暮らす皆さんが、幸せに、平和に暮らす事の何らかのお手伝いができたら、と感じでいます。


 最初のお話にあった「真鶴町じゃない方が…」というのは、「(政治をやるならば)(選挙で勝つならば)」というのが含まれているように感じましたが、真鶴町でなければ、私は政治活動をするなどと考える事もありませんでした。 

「大好きになったこの町で家族で暮らせる事の感謝を町へお返ししたい」「いつまでも真鶴町が素敵な町であって欲しい」その願いを最大級に込めたチャレンジが政治活動だった、というだけででした。


 このチャレンジが何処へ向かうのか、どこまで皆さんの賛同を得られるのか、今はまだわかりません。 

方向性として合っていたのか、それが判るのは何年も(もしかしたら何十年も)後の事かもしれません。


 それで良い、と思っています。 

それが私なりの全力で、私自身の心に素直に生きた結果であるならば、受け入れられると思っています。


 私は政治活動に舵を切りましたが、チャンスがあれば同じ趣旨のカフェをやってみたいと今でも思っていますし、 '町の何でも屋さん' のような、壊れてしまった家具を修理するだとか、移動が難しい方のお迎えに行くだとか、お買い物をして届けるだとか、そんな、痒いところに手が届くような活動もしたいなぁと思っています。


 それもこれも、ますは’私’を知っていただくことから。


 夢への願いも込めて、お話会を【あんなカフェ】とさせていただきました。 

4月24日(木)13:30〜 コミュニティ真鶴2F 会議室にて開催させていただきます。


平服で構いませんし、後援のお願いもありません。 

ただ、「こうなって欲しいんだよー!」という皆さんのお声を直にお聞かせ頂きたいという、私の願いを込めて 〜町の未来に願うこと〜というサブタイトルをつけさせていただいています。


 お時間許す方は「ちょっと覗いてやろうかな?」くらいの気持ちで構いませんので、ぜひ顔を出してください! 


 「直接はちょっと…」「足腰が弱くて…」という方も、ZOOMという相互中継のシステムを使ってお繋ぎが可能です。

事前にEメールアドレスをお伝えいただく必要がありますが、繋ぎ方がわからない場合も町内であれば直接お伝えに行くことも可能です。 

ぜひお気軽にご連絡をお待ちしております。 


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親しい人に手紙を綴るように、 真っ直ぐに今の '堀あんな' と '真鶴町に願うこと' を届けます。

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