一昨日と打って変わってよく晴れた昨日は、以前からご意見を伺ってみたかった町の子育て世代のご夫妻と、真鶴ピザ食堂KENNY で早めのランチをいただいてから、城北(〜橘台)地域へのポスティングです。
思いがけずとても好きな知人達に沢山会えたり、気持ちの良いポスティング日和となりました。
「嫌な思いしてない?」と心配していただく事も多いですし、実は、ポスティングを始める前には「無言で扉を閉められるよ」、「塩を撒かれるよ」なんてことを聞いていたのですが、「この町が少しでも良い未来へ向かうなら、そのくらいは耐える!だから頑張る!」と思っていました。
それでも、本当に本当に、(今現在)約1400軒程のお宅を回っても、ただの一度もそのような事を経験した事はありません。
湘南南(と勝手に呼んで居ますが、正しくは県西・西湘地区ですよね)の方々は、そっけない返事をされたり、強めの言葉を使われたりするというイメージがありましたが、それは'個人の優しさ'とは別の問題なのだと、町回りを始めて強く感じるようになりました。
そして、昨日お会いした「私も引っ越して来たのよ」とおっしゃる奥様、聞けば30年以上前の事だそう。
私としては、「それはもう、真鶴の方なのでは?」と思うものの、ご自身を '旅の者' (真鶴町特有の移住者の呼び方です) と言う事で、土地の人の思いを大切にし謙遜されているのだなぁ、と感じるようになりました。
本当に毎日毎日、挑戦への思いを新たにする出会いがありますし、その中でも、嬉しい事が沢山あります。
例えば、「地元の集まりにチラシを持って行って配ったよ」と連絡をくださった方がいました。
私はこの活動を始める前、「町の誰にも迷惑をかけたくない、ただ皆さんに幸せに生きて欲しい。だから私が(1人でも)動いて町をよりよくしたい。」と思っていました。
でも、前述の方のように、町の中でご商売をされている方が、その中で政治活動の応援をする事のリスクを押してでも、周りの皆さんに「堀あんなが頑張ろうとしてるよ!」と伝えてくださったり、お店にチラシを置いてくださったりする。
そんな方が何人もおり、本当にありがたく思っています。
他にも「何かできる事があったら言ってよ」と声をかけてくださる保育園の父母仲間の方がいらっしゃったり、先日初めてお会いして庭先でお話させていただいたご婦人からは、わざわざEメールをいただきました。
そのメールを要約すると、
「大変な思いをする事もあるだろうけど、応援している人がいる事を忘れないで欲しいから連絡したのよ」
「忙しい中メールしてごめんね」
そして最後に、
「真鶴をよろしくお願いします。」 と書かれていました。
この最後の一文に、胸を鷲掴みにされたような衝撃が走りました。
私よりずっとずっと真鶴町を知っていて、長く住んできた方が、どんな思いでこの一文を打ち込んでくださったのだろう、と。
今からおおよそ20年前、歌手の浜崎あゆみさんのドキュメンタリーを見た事を思い出しました。
人気絶頂だった浜崎さんは睡眠時間もなく、自力では立ち上がれなくなるほど多忙を極めていて、それでもメイクを終えカメラの前に立つとプロの顔。
そして、ファンの皆さんとの触れ合いを終えた後、バックヤードで「たいした人間じゃないのにさ…」と大粒の涙を流していました。
私は本当に普通のお母さんで、普通の町民ですから、一世を風靡した国民的歌手の方に準えること自体が烏滸がましいのですが、それでも、「たいした人間じゃなくても、この町の為に出来ることはあるはず」と思い、「いただいたお言葉に恥ずかしくない活動をする人間でいたい」と、改めて感じました。
私はやはりこの町が大好きです。 景色も坂や階段だらけの道も、温暖な気候や町民性も、とにかく素晴らしいです。
何度も書かせていただいているように、この地域の事業者や民間の方の頑張りは素晴らしく、頭が下がる思いですが、'ここが残念…'と感じることのほとんどは、行政と町政が力を併せて本当に前進を望めば、解決出来る事ばかりだと思っています。
「今こそ変革の時だ」とより多くの方に感じていただけるように、まだまだ沢山の町民の皆様の声を集めていきたいと思います。
堅いお話ばかりになってしまったので、真鶴の'ほっこり'もお届けします!
町の中をまわっていると、沢山の生き物に出逢います。
ワンちゃんたちには、ポスティング中いつも吠えられてしまってますが…苦笑
しっかり番犬の役目を果たしているのだなぁと思いますし、その声を聞いて家主さんが出てきてくださってお話ができることも多いです。
(触れてもいいと許可をいただけると、なでなでさせてもらいます♪)
・道を横断していった鶏さん。左側の藪にももう一匹いました!
町内では鶏を飼っているお宅が何軒かあるようです。
我が家では勝手に'チカレッタ'と呼んでいます。(子ども達が好きなアニメに出てくる鶏のキャラクターです)
私は小学生の時に飼育委員長をやっていて、毎朝チャボや鶏の小屋を掃除して卵を集めていました。
・こちらも優雅にお散歩中の街猫さん。
町内の至る所で出会える猫たち。お天気の日に日向ぼっこをしている猫に会えると、なんだか見ている私が幸せな気持ちになります。
猿に会ったり、狐に会ったり、ハクビシンに会ったり(苦笑)。
自然が豊かな真鶴ならではの光景なのかもしれません。
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