私はこれまで、「政治家になりたい」とか、「偉くなりたい」とか、全くもって考えた事のない人生を送ってきましたし、今もなお 'すぐ側にいる、ちょっと相談できる人' でいたいな、と思っています。
そんな私が、まさかの理由で、まさかの場所、霞ヶ関へ。
人生とは本当に不思議なもので、ただただ「大好きな真鶴町が魅力的な真鶴町であり続ける為には、このままではダメかも…」と思ったところから政治活動をはじめたものの、すぐに自分の無知に打ちひしがれ、「勉強しなくちゃ!」と無謀すぎるチャレンジで国政へ向かう方と同じエントリーシートを届けました。
その結果、本当に幸運な事に、日本の政治の中心地で開かれる政治塾へ半年間通える事になったという、その初日でした。
ただでさえ素人でヒヨッコの私がお邪魔するにあたり、失礼があってはいけないと、早めに着きすぎた結果、気持ちの良いスペースで課題図書を見直しながら朝のお茶タイムをしましたが…
相当に緊張した、他所行きの顔です。お茶も進みません。苦笑
昨日の講師は、
・春名幹雄さん (ジャーナリスト/元共同通信ワシントン支局長など)
・玉木雄一郎さん (国民民主党 党首)
のお2人でした。
同期の塾生の方は、市議の方、区議の方、県議の方、各省庁在籍の方や代議士秘書の方など、錚々たる顔ぶれ。
予想通り、'ただのお母さん' は私だけ…。
「ここまで来たからには、ただ座っているのは勿体無い!」と、とにかくいただける知識を詰め込めるだけ詰め込み、同期の塾生の方や運営の方々とも沢山お話させていただきました。
その中で、真鶴町でも活かせそうなお話を沢山伺えた事は本当にありがたく、また同郷の方や真鶴町と縁(ゆかり)のある方も多かったことから、流石のコミニケーション能力を持つ皆様に沢山学ばせていただきました。
また、せっかくの機会です。
玉木雄一郎さんには、直接玉木さん率いる国民民主党が政策として掲げている「教育国債」を推し進めていただくようにお願いさせていただきました。
(※参照 : '国民民主党政策2024 - 3.人づくりこそ、国づくり')
私は、真鶴町の20年、30年後の発展を考えると、教育や子育てを充実させる事は本当に大切な事だと思っています。
しかし、考えれば考えるほど、「真鶴町で充分な子育て支援はむずかしいなー…」というのが本心だったりしました。
子育てに注力すれば、限りある町の財源の行き場が変わり、多数を占める老齢者に対する行政サービスへの影響は免れず、それでは「真鶴町が真鶴町らしく魅力的な町であり続けて欲しい」という私自身の願いからは逸れてしまうからです。
'みんないつかは歳をとり、遅かれ早かれ、いつかは1人で暮らす'
ずっと真鶴町で暮らしたい私にとっては、とてもリアルに想像できる未来ですし、それぞれがそうなった時に幸せに安心して住める町でなくては!と思います。
そのため、「私の住む真鶴町のような小さな町では、年代別人口比率からしても、財政の状況からしても、子育てや教育に行政がお金をかけるのは至難の業。そこを国策でみていただいて、各自治体によって違う課題に向き合うためのお金を残していただきたい」というのが私の玉木さんへのお願いでしたし、力強いお返事をいただきました。
私は無所属無会派ですので、お伝えする相手が他の党や会派の政治家の方へ変わっても、同じように「国は国がやるべき仕事を」と訴えて行きたいと思っています。
小さな町に住む、ただのお母さんが、直接今まさに国を動かさんとしている方と向き合えるというのは本当にありがたいことですし、'ただの町民(国民)だからこその意見をお届けする' という意味では、あの場では最も適した人間だと感じ、この時点で「私の無謀なチャレンジにも何か意味はあるのかもしれない」と思えました。
私の思う私のいちばんの強みは、「笑顔とガッツで折れないこと」 だと思って来ました。
でもここに、昨日もう一つ強みが加わりました。
「どなたが相手でも臆さないこと」です。
そのような人間でありたいと思って来ましたし、だからこそ、自分の立場を顧みず、これまでも随分と生意気な意見を述べて来たとも思います。
政治塾からの帰り、「私は本当に相手を選ばないんだな…」と、半ば呆れました。
塾生の同期の皆様も、講師の先生方も、事務局や理事の方々も、年齢だけでなく経験や知見の深さにおいて(当然ながら)大、大、大先輩です。
何度もお伝えしているように、私は何者でもない、普通の町民で、普通のお母さんですから、とんでもなく烏滸がましい事をしているという自覚はあります。
それでも、必要だと思えば伝えずにはいられません。
勿論いつも良い結果に繋がるとは限りませんが、誰かの何かのプラスを生めると心底思えることなら、これからも臆せず声を上げ続けたいと思います。
「それで誰かが喜んでくれるなら」と言ってしまうと臭すぎるのですが、「誰かの困った!には応えたい」というのは、たぶん小学生くらいの頃からずーっと変わらない性質で、自分自身も「困ったもんなんだけど…」と思っていたりします。苦笑
「偉そうだ」とか「鼻につくな」とか、思われる方も沢山いらっしゃるでしょうし、その通りだとも思うのですが…
私の政治活動も、お勉強の旅も、まだまだ始まったばかりですから、ちょっと困ったこの性質を活かせるだけ活かして、この政治塾では一つでも多くのもの学んで町へ持ち帰り、参考にさせていただければ嬉しいなぁと思っています。
/個人のFacebook ストーリーより。(誤字等お許しください。。) 私はお酒は飲めないのですが、飲めなくても、学力や資金力がなくても、政治活動ができる時代になってきていると感じています。
/講義の後は、歴史ある洋館で皆さんと親交を深めさせていただきました。
いつの時代も、己の財を投げ打って他が為に生きる方がいる。
私はその恩恵に預かり、素晴らしい講義とお食事を受けることができたこと、これまでの人生では決して交わらなかった経験と行動力をお持ちの同期の方にお会いできたことに心から感謝いたします。
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