日曜の夜は、小田原の小谷英次郎市議の市政報告会にお邪魔しました。
息子と主人が送り迎えをしてくれて、本当にありがたかったです。
私が議員として動くとき、家族の協力がなければ成り立ちません。
とある日、主人が「そんなに町政が気になるなら、杏奈が出たら?」と言ってくれたのですが、彼は今もその言葉にしっかりと責任を持ち、私の活動を支え続けてくれています。
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市政報告会の会場は予約だけで満席、最後列まで超満員でした。
小谷市議のお人柄と、これまでの歩みに対する信頼の厚さを肌で感じました。
私にとって小谷市議は、「一人の議員が、地域政治への注目度を上げていける」ということを体現している方です。
大変有難いことにご紹介の機会もいただき、私自身もご挨拶させていただきました。
町議を志すにあたり、理想の議会人像として背中を追わせていただいた方に、こうして改めてご報告できることを光栄に思いました。
何度もこのブログでもお伝えしていますが、私は「町の方の一番近くで、いつでも話せる人でいたい」と思っています。
当選した途端に「先生」のような立ち振る舞いになってしまう、遠ーい存在になってまう、それでは私がやる意味がない。
いつまでもどこまでも、できる限り親しみやすい存在でありたいです。
でもこれは、これは一朝一夕で築けるものではありません。
信頼関係を少しずつ積み上げることでしか叶いません。
小谷市議の市政報告会を通じて、そのことを改めて実感しました。
私にできることはまだ小さいですが、「いつでも情報を出していますよ」「どんなことでも言って大丈夫ですよ」そう言える雰囲気と環境をつくることだと思っています。
(少々髪がピヨっとしていても、笑) チャンスがあればスマホを構えてショート動画を撮り、YouTubeにアップしていくのも、その根本的な考え方に基づく行動です。
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選挙後の臨時会が終わり、さまざまな '後仕事' が一段落して、ようやくまた自分の足で町を歩けるようにもなってきました。
「端から端まで、町の声を聞いて回る」
私の皆さんへのお約束です。
新たなお困りごとも沢山届いていますし、お答えできること、できないこと(確証がないことなど)、どちらも聞いています。
それをどんどん調べていき、答えをお届けするのも、私の大切な仕事です。
そんな中、ご支持くださる方々から愛のあるお声をいただく事もあります。
「杏奈さん、(議会内でもSNSでも) ちょっと言いすぎじゃないか?」
「もう少し様子を見た方がいいんじゃない?」
「一旦は先輩方に合わせた方がいいのでは?」
どれも心からありがたいご心配です。
でも、「黙っていた方が安心」という考え方は、私の政治スタンスにはありません。
(一町民や一お母ちゃんとしての私には、もちろんありますよ。苦笑)
政治家が「沈黙」で安心を取るのは、あまりに無責任だと思うのです。
(先日も書いたばかりですが。汗)
だからこそ私は、「町民にとって誠実であること・利があること」を大切に発信していきます。
そのために特に意識しているのは、
「偏らないこと」と「法律に根拠があること」です。
それが感情論に依らない唯一の方法でもあると感じています。
夜な夜な憲法や地方自治法を開き、関係書籍を開き、必要な箇所をメモしたり写真を撮ったり…
産後に痛感している 'すさまじい記憶力の衰え' に逆らいながら(苦笑)、コツコツと勉強を重ねています。
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全ての法律の上位にあるのが「日本国憲法」です。
(憲法第98条にもそう書いてあります)
第19条と第21条では、「心の中で思う自由」と「表現の自由」が保証されています。
ただし、この自由は '無制限' ではありません。
自由な発言であっても、他人の権利や名誉を傷つけた場合には制限される。
つまり、表現の自由は “絶対” ではないんです。
第12条・第13条ではこう書かれています。
「公共の福祉に反しない限り」。
この '公共の福祉' とは、他人の権利や社会秩序を守るための制約です。
たとえば、
・他人の名誉を傷つける発言
・根拠のない誹謗中傷
・差別的な言動、暴力や虐待を助長する表現
これらは「表現の自由」の名のもとでも許されません。
具体的には下記のような物があります。
【政治家を批判する投稿 (事実に基づく、公益目的)】→◯ 表現の自由として保護される
【特定の人を嘘で悪く言う投稿】→× 名誉毀損(刑法230条)にあたる可能性がある
【SNSで他人を繰り返し侮辱する】→× 侮辱罪(刑法231条)に該当する
【差別的な発言で他人の人格を否定】→× 人権侵害として処罰や損害賠償の対象になる
『まずは憲法、守りませんか?』
それが私の提案であり、政治家としてのシンプルな倫理観です。
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ただ、憲法第51条には、議員の「発言の免責」があります。
議院内での演説・討論・表決については、院外で責任を問われないというものです。
つまり、「議会内の発言や採決については、外部 (裁判所・警察など) からの法的責任は問われないよ!」ということです。
(SNSや院外での発言にはこの免責は適用されなそうです)
(※訂正: 地方議会では発言の免責はありません。)
この「表現の自由」には「知る権利」も含まれますが、人々の心情に大きな影響を与える報道機関やジャーナリスト、そして政治家こそ、より高い倫理観が求められると思っています。
『図録 日本国憲法 第二版』(法政大学出版局)にはこうあります。
【「言いたいことを言う」個人の自由とは異なり、報道には社会的責任が伴う。】
政治家も同じです。
免責があるからといって、何を言っても良いわけではありません。
公の人として、人の思いを大切にすることでしか届かない声が、確実にあります。
町の方も、同僚議員も、行政内の方も、なんなら町外の方に対しても、みんな同じ。
「この人には言えない」と思われた瞬間、政治はまた町民から遠のき、リアルな声は届かなくなります。
それだけは、絶対に避けたいです。
だから私は、聞く力と伝える力の両方を磨き続けたいと思っています。
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確かに、 今までの人生でただの一度も嘘をついたことがない人など居ないでしょう。
実は間違っていると思いながらも「あってる!」と言い張った事もあるでしょう。
(この二文は私の大好きな歌の歌詞にもある言葉です。)
お恥ずかしながら、私だって例外ではありません。
でも大切なのは、「その嘘は、誰のためについたのか」です。
「誰かを守るためのもの」だったのか、
それとも「自分のため」だったのか。
政治家は、後者であってはならない。
公共の利益を守るのが、政治家の仕事だからです。
だからこそ、偏らず、分断を煽らず、そして一部の人だけが喜ぶことをしてはいけない。
「公益として町民のためになるのか? そのバランスは取れているか?」
…本当に本当に、難しいですけどね。(苦笑)
でもそここそ政治の本質であり、私たち政治家がずっと向き合っていかなければいけない命題だと信じています。
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昨日は、日本にとっても歴史的な日になりました。
高市早苗新首相の誕生です。
初の女性総理として、大きな注目を集めていますね。
私も指名投票から所信表明演説までしっかり拝見させていただきました。
私は正真正銘の無所属の地方議員ですので、知人やお世話になっている方には、ありとあらゆる(と言っても良いほど)様々な党所属の方、党員の方がいらっしゃいます。
皆さんから勉強させていただいている人間だからこそ、冷静に今後の成り行きを見ていきたいと思います。
一国民としては、国難の中での新しいリーダーシップに期待していますし、一政治人としては、制度改革による地方への影響を慎重に見ていく必要があると感じています。
先日話したばかりの「地域活性化起業人」のような国の制度も、国の方向性次第で大きく変わりますから。
やはり、'政治は遠いものではなく、日常の延長線上にある' んですよね。
私の存在が、その一助となれたら本当に嬉しいし、そんな政治家にちゃんとなって行きたいものです。
さぁ、今日も様々訪問し、その後は勉強。
学んでも学んでも、(残念ながら)まだ全然たりません。
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昨日のショート動画はこちらから! ↓
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